「血統屋」のPOG電子書籍「望田潤のPOG好配合馬リスト~キングカメハメハ、ステイゴールド、ダイワメジャー、ゼンノロブロイ編」(近日発売)では、各種牡馬の代表産駒の解説も少し入れようかと思ったんですがいろいろな都合でボツになったので、キンカメの代表産駒4頭について書いたボツ原稿をここで供養することにします(^ ^;)
アパパネ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007103234/
母ソルティビッドはSalt Lake産駒らしい早熟なスプリンターだったが、Deputy Minister(Bunty Lawless5×3)、Spectacular Bid(To Market3×3)、Hard Work(Spy Song=Sub Rosa3×3)、Easterborn(Coquelicot≒War Relic4×3)など北米アウトサイダー血脈が強く、NearcoもHyperionも希薄なので、キンカメのNorthern Dancer4×4・6を緩和させる効果が大。Northern DancerとナスキロラトロとTom Foolのクロスだからラストタイクーン増幅配合で芝1600~2000mが適条件といえるが、Deputy Ministerの逞しさとTom Fool的な俊敏自在の加速力も受け継ぎ、外マイルで斬れ内2000mを捲り道悪の東京2400mでも踏ん張ってみせた。
ルーラーシップ
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007103143/
母エアグルーヴは秋天とオークスに勝った女傑で、Hornbeam≒パロクサイドのニアリークロス3×3(Hyperion、Nasrullah、Vatout、Plucky Liegeが共通)。トニービンの「HyperionとNasrullah」らしさが最も表現された中距離馬だった。ルーラーはこれをHornbeam≒パロクサイド6×4・4と継続しており、父よりも母の持ち味で走っていたといえる。大跳びのナタの斬れ味はまさに「HyperionとNasrullah」のイメージ。
ローズキングダム
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007103404/
母母ロゼカラーがMill ReefとSecretariatを通じるナスキロクロスで、自身はNorthern DancerとMill Reefのクロス。ラストタイクーンとロゼカラー(秋華賞3着、オークス4着、ローズバドなどの母)のナスキロ的斬れを活かした配合で、少し非力だが東京の良でベストパフォーマンスを発揮したのは順当。Secretariatはロードカナロア、ベルシャザール、エオリアンハープ、キョウワマグナム、カネトシディオス、サトノパンサーなどの母系にも入り、ラストタイクーンの芝向きの斬れがONになりやすいパターン。
ロードカナロア
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103552/
母レディブラッサムはSecretariat=Syrian Seaの全兄妹クロス3×4を持ち、全5勝を1400m以下であげた芝ダ兼用のスプリンターだった。そこにキングカメハメハが配されて、Nijinsky≒Storm Bird6×3、Graustark=His Majesty6×4、Tom Fool≒First Rose7×6、そして母のSecretariat=Syrian SeaをMill Reefで継続。全体にStorm Catの血脈構成を増幅した配合で、体型もStorm Catがベースで、Bold Ruler的俊敏さとナスキロ的柔らかさで走る名スプリンターが生まれた。