Romanパワーで突進するタテヤマ兄妹

ちょっと前の話になるが、北海道スプリントCヴァンクルタテヤマは強かった。船橋の快速スパロービート(同じフォーティナイナーサウスヴィグラス産駒)の逃げを馬ナリで追いかけて潰してしまった
この馬の血統表を見ていると、前回「Tom Rolfeで突進せよ」でも書いたが、ダートのスプリント戦におけるRomanのパワーの凄まじさを改めて実感できる
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2002105212/

母フラワータテヤマはオープンの栗東Sを含め、全5勝を1200mであげていて、特にダ1200mは(3.0.0.1)と最も得意とする条件だった
Romanはブレイヴェストローマンアジュディケーティングの母系にも入るが、ブライアンズタイムのダート適性の高さも祖母の父の父Romanによるところが大きいと考えられる
RomanはSir Gallahad×Buchan(Sunstar-Sundridge系)×Ultimus(Domino2×2)という累代だが、DominoとSundridgeの組み合わせは現代スピードの祖Lady Josephineと通じるものがあり、この組み合わせこそが米血スピードの源だというのが筆者の考えだ

「Domino+SundridgeのスピードをSir Gallahadのパワーが支える」という図式のRomanだが、フラワータテヤマの場合、ノーザンテーストの母の父の父Chop ChopがSir GallahadとBuchanとCommandoの組み合わせで、また6代母Step AcrossもSir GallahadとSunstarとCommandoの組み合わせなので、ようするにRoman≒Chop Chop≒Step Acrossの5×5・6となる。これがダ短距離を力まかせに駆け抜けるパワーとスピードを生んだ

そこにフォーティナイナーが配されて生まれたのがヴァンクルタテヤマ。できるクロスは
Gold Digger≒Bramalea3×4
Ribot4×5
しかもGold Diggerの祖母Miss DogwoodとBramaleaの母RareleaはBull DogとBlue Larkspurの組み合わせ、つまりBull DogとBuchanとCommandoの組み合わせなので、Roman≒Chop Chop≒Step Across(≒Miss Dogwood≒Bramalea)の5・5×4・6・6・7とも表記できる

前回書いたように、フォーティナイナーミスプロ系屈指のスプリント能力を誇るのはTom Rolfeのパワーが入るからで、こうしてみるとヴァンクルタテヤマの血統表はRoman的なパワーに支配されていることがよくわかる
土曜福島の白川特別には妹のシャトルタテヤマが出てくる。こちらは父がタイキシャトルに替わって、しかも牝なので兄ほど圧倒的なパワーは感じないが、母のRoman的なパワーで走る点は似ていますね。実績からも一雨あったほうが買いやすいタイプでしょう
ちなみに同じレースに出ているサウスヒューマーも、フォーティナイナー系でTom Rolfe4×4だからこれもやっぱり突進型ですな~