「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新&雑感

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました~

名繁殖チャールストンハーバーの配合は、Drone≒Terlingua(Sir GaylordSecretariatTom Fool≒First Rose)3×3、Le Fabuleux4×4という強力な父母相似配合になっているだけでなく、その母Penny's ValentineがNearctic≒Sybil's Niece4×3(NearcoHyperionとSister Sarah)なので、Sister SarahとLe Fabuleuxを通じてPretty Polly=Mirandaの全姉妹の血を重ねていることにもなります(「ネオユニヴァースのPretty Pollyをなめたらアカン」でも書きましたが、Le FabuleuxとWordenの母系に入るSindはPretty Pollyの全妹Mirandaの孫)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2012103932/

牝祖Mrs.Pennyは仏オークスとヴェルメイユに勝ちキングジョージ2着の女傑ですが、このMrs.Pennyが持つSister SarahとLe Fabuleux経由のPretty Polly=Mirandaの全姉妹クロスを代々累進してきた、という見方もできるわけですね

プエルトの場合はそれをNorthern Dancer4×5・5とWorden≒Le Fabuleux6×5・5で更に継続累進しているわけで、これだけだとサムソン産駒らしい重々しさが勝ってしまいそうですがDrone≒Terlinguaも5×4・4で継続クロスしていて、チャールストンハーバーの美味しいところは全部継続クロスしつつ、サムソンからスタミナや持続力を補いつつ、3/4をNorthern Dancerのクロスでまとめて残りの1/4にはGrindstoneの米血が入るというのは、こうしてみるとカレンブラックヒルレッドアルヴィスに優るとも劣らない好配合やと思いますよ(・∀・)

  ┌Royal Charger
 ┌○
┌○
│└Somethingroyal
Drone
│ ┌Menow
│┌○┌Bull Dog
└△└△

  ┌Nasrullah
 ┌○
┌○
│└Somethingroyal
Terlingua
└△
 └△┌Menow
  └△┌Sir Gallahad
   └△


Wild Risk
Worden
│┌Sind
└Sans Tares

Wild Risk
Le Fabuleux
└△
 └△
  └Sans Tares

そりゃ単純比較でゴールデンバローズと時計三つ違いますから、現時点で将来性うんぬん言うのは早計でしょうが、Drone的に柔無駄ない身のこなしでしかも追い出すとWild Risk的にナタ斬れして豪快なストライド、今回はソエ気味なのでダートでおろしたそうですが、次はぜひ東京芝1800mあたりで見たいですな(・∀・)

日曜東京6Rは少し時計のかかるタフな馬場の2400m戦で道中13秒台が一つ、緩みないペースの持続戦になり、そこで2頭出ていたハービンジャー産駒が1着3着

これまで東京芝の斬れ勝負では甘いところを見せていただけに、なるほど2000m超のスタミナ持続力は大したもんやという結果だったと言えるし、勝ったミュゼダルタニアンはShareef DancerCaerleonのニアリークロス4×4でハービンジャーにしてはナスキロ柔い体質、一方3着クラシックエースはバレークイーンの牝系らしい粘着力と機動力で走るタイプ

だから東京ならばミュゼのほうが買いやすいですが、パワーを増して中山で捲るんジャーなのか、柔らかくなって意外に東京で斬れるんジャーなのか、このへんの微妙な振れ幅は実馬と配合をすり合わせて判断するしかない

いつも言うようにどんな種牡馬でもまず産駒のスタンダードを押さえておいて、そこから配合や母系によってどういう体質体型走法に振れているか…というアプローチができればいいんじゃないかと

ついでに例の途中集計ですが、ここまで勝ち上がったハービンジャー産駒23頭のうち、母父サンデーサイレンスは13頭、母Northern Dancerクロスは4頭で、クローソーの母が4×5、ショウボートの母が4×3、ドリームチェイサーの母が5×5・5、ロカの母が4×4

ドゥラメンテルーラーシップの甥で父も同じ3/4同血、まあ現状はルーラーの3歳時の域にはまだ達してない(それであの圧勝ですが)のは認めた上で、しかし使う毎に明らかな成長が感じられ、3歳春のクラシックを狙う上では賞金を上積みしながらそういう成長曲線を描きつづけられることが重要

配合的なことをいうと、キンカメ×エアグルーヴよりもキンカメ×アドマイヤグルーヴのほうが、間にサンデーサイレンスが1/4異系(1/4米)的に入るほうが私はいいと思ってます

全姉アドマイヤセプターは4歳秋にようやくオープン入り、現4歳ボージェストは勝ち上がった後は苦戦中、でも5回打席に立ったら3安打2長打ぐらいは間違いなく期待できる優れた配合ですから、「もうエアグルーヴ牝系なんてPOGじゃ間に合いませんよ~」なんて言われても、「いやいやそのうちまたルーラーシップ級が出るかもよ~」と涼しい顔で毎年推奨しつづけるのです

2歳の4月に全馬の体型や体質をチェックすることは不可能なわけで、血統屋さんが血統だけで選ぶのであれば、この配合ならば何回打席に立ったら何回ヒットやホームランが打てるだろうか…というアプローチでいくしかない

ああこれの全兄姉POGで持ってたんやとか、ああこの母ちゃんPO馬やったんやとか、そんなのは皆さんも経験あると思いますが(^ ^;)、素晴らしい配合であればあるほど確率論的な勝負がしたいし、キンカメ×アドマイヤグルーヴ黄金バットを持って何回も打席に立ちたい

それで競走馬としてダメでも母ちゃんとしてまた追いかけてやるぐらいの気構えでいきたいし、だからPOGでも一口でも「母の配合は大事です」というところに着地するわけです

配合診断のお仕事なんかでも、カレンブラックヒルではなくチャールストンハーバーをつくらなければならないのだ…というところで頭をひねってるんですよ