マイラプソディはハーツクライ×Capoteのニックス、つまりナスペリオン的斬れを活かしたオーソドックスなハーツクライ産駒だと書いてきましたが、サリオスとワーケアは母方のデインヒルの影響が強いので、マイルをうなりながら先行したり中山内回りで捲ったりできるのだ、という書き方をしてきたつもりです

他にもマイスタイル、ロジクライ、グレイル、ウーマンズハート、カテドラル、シャドウディーヴァ、チェーンオブラブ、ポレンティアなどなど、ハーツクライ産駒ながらマイルでうなったり内回りで捲ったりできる馬たちは、母系にDanzigが入っていてその影響を大なり小なり受けていることが多いです
サリオスとワーケアは母系にNiniskiが入るという共通点もありますが、ハーツクライ産駒で母系にデインヒルとNijinskyを併せ持つ馬は以下のようになかなか高確率で走っています
デインヒルとNiniskiはNorthern DancerとRibotとTom Fool≒Flaring TopとGallant Fox=Fighting Foxなどが共通します
┌Menow
Flaring Top
│ ┌Sir Gallahad
│ ┌○
│┌○
└△
┌Menow
Tom Fool
│┌Bull Dog(Sir Gallahadの全弟)
└△
またハーツクライの母母ビューパーダンスとデインヒルはNorthern DancerとBusandaとFair Trialが共通します
つまりハーツクライとデインヒルとNiniskiが出会うと、Northern DancerとRibotとTom Fool≒Flaring TopとBusandaとFair Trialをクロスすることとなり、デインヒルの血脈構成をほぼ全て押さえることになるわけですね
デインヒルで走らそうという配合ですから、父ディープインパクトのサラキアやダノングレースと比較しても、デインヒルっぽい馬が出てしかるべき配合ともいえます(まあ男馬のぶんパワーに寄ったともいえますが)
ちなみに「母系にデインヒルとNijinskyを持ち、かつ母がRibotのクロスを持つ」条件でさらに絞り込んでみると、上のような結果になりました
ついでに「母系にデインヒルとNijinskyを持ち、かつ母がRibotのクロスを持つ」ハーツクライ2歳も検索かけてみましたが、サトノアイちゃんしかいないようです
シルクツアーのときに三輪さんが大きなサリオスを指さして、「ハーツ×Lomitasでなんでこんな馬になるんでしょ?」と当惑していたのを思い出しましたが、サリオスという馬を理解しようとするならば、まずデインヒルを根本に考えるべきなんでしょうね