第28回秋華賞回顧~スローをひと捲り!苺パンツちら見せで余裕の三冠

京都11R秋華賞
◎6.リバティアイランド
○8.モリアーナ
▲5.ドゥーラ
△13.ラヴェル
×2.ハーパー
×3.マラキナイア
×15.ヒップホップソウル
22年2着ナミュールは+20キロ、21年1着アカイトリノムスメは-2キロ、20年1着デアリングタクトは+14キロ、19年1着クロノジェネシスは+20キロ、18年1着アーモンドアイは+14キロ。近5年においてオークス以来のぶっつけで連対したのはこの5頭だが、うち4頭は馬体を大きく増やしていた点に留意したい。春の実績馬でもひと夏越しての成長は必要。
前哨戦のローズと紫苑はともにHペースの前崩れ。本番は一転してスロー前残りという線も一考したいが、いずれにしても水曜の調教の雰囲気ならば川田リバティアイランドは内枠から好位を取りにいくと思う。母ヤンキーローズが豪牝馬チャンピオンで、父ドゥラメンテよりは小脚のきくタイプだし、進路さえあれば脚力の違いで抜け出してしまえるとみた。
モリアーナはハビタット5×5をもつのでマイラーっぽい俊敏加速だが、シンガリ一気とはいえ前傾ラップの紫苑Sを差し切ったのだから、同じケイバなら2000が長いことはないだろう。JFではリバティではなくこちらを◎にしたように爆発力はトップクラスだと思っているし、またノリがハメてくれる期待は十分。
ドゥーラはヘイロー≒キャノネイドの血を3代にわたって継続クロスしているだけに、ドゥラメンテ産駒ながらヘイロー的な脚捌き。札幌でいつもひと捲りで勝つように小回りはきく。オークスであの僅差だから、京都内回りならばハーパーよりこちらを上にとりたい。リバティを負かすとしたら○▲。勝つのはこの3頭とみる。
ラヴェルローズS直前の坂路ですごい時計を出して、+16キロでマッチョになり、レースではうなりながらHペースを追いかけてしまった。今回は中3週でソフト調教。あのペースでうなれるのは能力の証だから、オークス4着馬の巻き返しが4番手。
あとは紫苑で唯一Hペースを前残ったヒップホップソウルと、友道ハーツらしくひと夏越して馬体が良くなったハーパー。印はここまでと思ったが、マラキナイアは母方のシルヴァーホークも表現された走りなので、ローズの差し追い込みでもう一度ハマるとしたらマスクトディーヴァよりこちらではないか。

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例によってNETKEIBAの全頭血統解説から1~3着を

リバティアイランド
ロムネヤの妹で、母ヤンキーローズはATCサイアーズプロデュースS(豪G1・芝1400m)などに勝った豪2歳女王&3歳女王。そこにドゥラメンテトライマイベスト=El Gran Senor5×4が光る好配合に。同父のスターズオンアースと比較するとこちらのほうが母のマイラーっぽさも表現されているが、そのぶん爆発力はケタ違い。京都内2000は差しやすいコースではないが、ひと夏越しての成長が楽しみな一週前追いで、またまたケタ違いの脚でぶっこ抜くか。(距離◎スピード◎底力◎コース○)



マスクトディーヴァ
トゥーフェイスの半妹で、オメガヴェンデッタやマスクトヒーローのイトコ。母マスクオフはJRA1勝。母母ビハインドザマスクスワンS勝ち馬。ヴァインゴールドにさかのぼる牝系で、コイウタアグネスアークサンライズソア、レッドアネモスなども近親。ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキやドルチェモアなど成功している配合だ。伸びのある体型のルーラー産駒で、戦績どおり大箱向きの中距離馬。京都内2000で阪神外1800のように差し切れるかどうか。(距離◎スピード○底力◎コース○)



ハーパー
ダノンセレスタの全妹でヴァレーデラルナの半妹。母セレスタはエストレラスジュヴェナイルフィリーズ大賞典(亜G1・芝1600m)に勝ったアルゼンチンの2歳女王。母父Jump StartはサラトガスペシャルS(米G2・ダ6.5F)に勝ったA.P.Indy系。そこにハーツクライで、配合パターンはドウデュースと似たところがある。長手の体型でジワジワ末脚を伸ばすハーツ産駒。ひと夏越して更に良くなってきそうなタイプだが、内回りよりは外回りベターか。(距離◎スピード○底力◎コース○)



実家の用事で帰省中ですがそっちの手続きがいろいろ面倒くさくて、秋華賞回顧はサラサラと30分ぐらいで書きました m(_ _)m

ローズSでは馬群の中でAureole魂逆噴射で大敗したコンクシェルが今度は行ききるかとみたんですが、外枠だし無理してまでは行かないという感じで、となるとマイラーのコナコーストとミシシッピテソーロの出脚がここでは速い

その直後にハーパーとフェステスバントの1枠2頭、そしてローズでは道中うなってしまったラヴェルが今回はソフト調教で内を見ながらジワッと3番手に

リバティアイランドは調教や返し馬の雰囲気からしても川田はここは好位を取りにいく、取りにいけるとみていましたが、スタートから真っすぐ出していって、下手に内には入らないぞという構えで、有力馬の直後でいつでも外に出せるポジションを…ということでハーパーの隣でラヴェルの直後

そして大本命馬の直後をとったのは斎藤新ドゥーラと西村ドゥアイズという並びで1角へ、ここまでかかる馬ゼロで、前半800mは12.1-11.1-13.1-13.0と一気にスローダウン

ここでソレイユヴィータのユタカが大本命馬にフタをしに外に並んできていたのですが、川田はそれをやりすごしていったん下げて外に出してからは、5頭ぶん外を回って4角では逆手前になりながらも、ストライドロスなしで進路さえ確保できればいいといわんばかりで、脚力の違いを信じた騎乗で完勝でした

仮にユタカとルメールに挟まれたて前にラヴェルというポジションのまま4角逆手前ならば、もうちょっとややこしいことになった可能性はあったかと思いますが、そういうマギレを起こそうとしたのはユタカだけだったというね

ハーパーのルメールは内枠を利した立ち回りはさすがでしたが、ジワジワ長くいい脚を使う馬ですから残り400mから全力疾走というレースでは持ち味が100%活きたともいえず、文字どおり立ち回りだけで3着にきたレースだったかと

ドゥーラもHaloが多いのでストライドで追い込むというよりは捲り差しの脚質で、3~4角でペースが上がってくれないと、あそこで吹かしていけないとなかなか差しにくかったですかね

マスクトディーヴァはストレッチランナーっぽくて内回りの大外一気では届かなそうなイメージしかなかったし、実際スピードに乗ったのは直線に入ってからでしたが、それでレース上がり11.0-11.4を猛然と追い込んだ鋭さには舌を巻かされました

ルーラーシップ×ディープインパクトはキセキ、ドルチェモア、エヒト、ビッグリボン、ワンダフルタウンなどと同じで、ディープ肌としては最も成功している配合ですが、本馬は母マスクオフがAlzaoダンシングブレーヴ3×3など父母相似配合で412キロの小柄な牝馬で、これまでのルーラー×ディープの活躍馬のなかでも最も母方のディープらしさを受け継いだ馬なのかもしれないですね

リバティアイランドの素晴らしい配合については何度も書いてきたので、オークス桜花賞の回顧を参照していただきたいですが、

1.トライマイベスト=El Gran Senor5×4とSex Appeal≒Monroe6×4・5という魅惑の名牝系の全きょうだい&3/4同血クロス
2.ドウデュースなどと同じトニービン×Strawberry Roadの気鋭のニックス
3.これを二本柱とするG1ホース同士の父母相似配合

と、サラサラッと簡潔に解説できます

ちなみに牝馬三冠④②③(つまりリバティがいなければ③①②)の大関ハーパーもトニービン×Strawberry Roadですね

第84回オークス回顧~さらに大爆発!苺パンツのワンツー
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/f8d4afa78b30ffb915e4e8b18d671d58
第83回桜花賞回顧~驚愕の大外一気!パンツ丸見えBest in Show(2)
https://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/b3405729624012aab2e4fbbe2ad86f43