まずはいつもの集計から、ここまで24頭勝ち上がったハービンジャー産駒のうち、母がNorthern Dancerクロスを持つのはクローソー(母Northern Dancer5×5)、ショウボート(母Northern Dancer4×3)、ドリームチェイサー(母Northern Dancer5×5・5)、ポトマックリバー(母Northern Dancer5×5)、ロカ(母Northern Dancer4×4)の5頭
こないだDanzig系の名種牡馬Oasis Dream(Northern Dancer3×4)の代表産駒の血統表をチェックしてたんですが、私が調べたところではG1勝ち馬10頭のうち、母がNorthern DancerクロスをもつのはPower(母Northern Dancer4×5)だけでした
ここ3~4年の欧米日の年度代表馬たちの血統表をみると、Treve、Kingman、Havre de Grace、Wise Dan、California Chrome、ジェンティルドンナ、ロードカナロアと、いずれも「父か母がNorthern Dancerクロスで、父か母が非Northern Dancerクロス」という配合形なのがわかります(Frankelとオルフェーヴルは父も母も非Northern Dancerクロス)
「種牡馬辞典」の栗山さんとの対談でも触れたんですが、種牡馬Galileoが欧州で無双している要因の一つとして考えられるのが、「非Northern Dancerの名血名繁殖Urban Seaを母としている」ことで、つまり自身がNorthern Dancerのクロスを持たないことで、今欧州に溢れかえっているNorthern Dancerクロス持ち牝馬との配合が無理なく決まるというのがまず大きい
一方日本では、ディープやハーツやステゴなど有力なサンデー直仔種牡馬たちが、Northern Dancerクロスを持つ牝馬との配合で大成功しているわけです
ディープインパクト×Bertolini×リファーズスペシャルも、ハーツクライ×タイキシャトル×Danzigも、キングカメハメハ×サンデーサイレンスもハービンジャー×サンデーサイレンスも、ようするにやってることは同じで、配合史的に言えば3/4で継続クロスし、1/4異系で逃げるということをずっと繰り返してきたのがサラブレッドの歴史で、今の日本の最先端は「3/4Northern Dancerクロス、1/4サンデーサイレンス」ですが、ではこれからどこへ向かうのか
おそらく近いうちにサンデーサイレンスのクロスからG1馬が出てくるだろうし、十数年後にはサンデーサイレンス4×4・4みたいな馬がダービーや桜花賞を勝っているはずで、「父か母がサンデークロスで、父か母が非サンデークロス」という世界へと向かっているのだと思います
となると、キングカメハメハとかハービンジャーとかノヴェリストとかワークフォースとか、ヨハネスブルグとかエンパイアメーカーとかキングズベストとか、ロードカナロアとかルーラーシップとかエイシンフラッシュとか、まあ他にもいろいろありますが、「非サンデーの優秀な血」が血統表の1/4に入っていることが今度は重要になってくる
だから競走馬としての配合はドゥラメンテ>ルーラーシップやと私は思ってるんですが、でも十数年後に血統表の中で母父になった場合、重宝されるのはルーラーシップのほうでしょうね~
昨夜は「うますぎ」のスタッフさんたちとの飲み会、ほんとに楽しい宴でしたが、そういう話も少ししてみたり