阪神11R桜花賞
◎1.フェスティバルヒル
○15.スターアニス
▲13.リリージョワ
△3.ディアダイヤモンド
△14.ドリームコア
フェスティバルヒルはミュージアムマイル(父リオンディーズ)の7/8同血の妹で、サートゥルナーリア×ハーツクライはカヴァレリッツォと同じ。前走ファンタジーSは上がり33.1のハッとする脚で直線だけで差し切り。前々走新潟2歳Sも荒れたインに突っ込んで上がり1位で追い込みタイセイボーグとハナ差。末脚の爆発力は掛け値なしにナンバーワンで、これだけ人気がないのなら◎で悔いはない。
エンジンは▲リリージョワがナンバーワンで配合も説得力があるが、ルメールですら押さえきれずにハナに行ってしまうぐらいエンジンがいいのが仇になるかも。○スターアニスはコジーンやリヴァーマンのナスキロ柔さも受け、大箱向きのストライドで阪神外マイルは合っている。ただしドレフォン産駒だから抜群に鋭い脚はなく、爆発力という点では◎に譲るとみて○。ディアダイヤモンドも好配合で素質秘めるし、前走内枠で馬群を捌いたのは収穫。ドリームコアは気性はなかなか前向きだが、ディープとハービンが強いオークス向きの体質に見える。アランカールもエピファネイア×シンハライトのイメージどおりの中距離馬。
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例によってNETKEIBAの全頭血統解説より導入文と1~3着を
キンカメとメジャーが強い 軽量ディープは苦戦
最近の良馬場で行われた桜花賞は、24年ステレンボッシュ、23年リバティアイランド、22年スターズオンアース、21年ソダシと、4年連続でキングカメハメハの血を引く馬が勝っている。稍重の25年はエンブロイダリーとアルマヴェローチェ、ダイワメジャーの孫のワンツー。アスコリピチェーノ、レシステンシア、シゲルピンクダイヤとダイワメジャー産駒は桜花賞でよく連対した。
ディープインパクトの血を引く馬は過去5年[0-2-3-24]とイマイチ。馬券に絡んだ5頭の馬体重は462~488キロで、459キロ以下は[0-0-0-18]。アカイトリノムスメみたいなスリムなディープは中距離で狙いましょう。ちなみに登録馬でディープインパクトの血を引く馬は7頭。その前走時馬体重は、アランカール432、ショウナンカリス420、スウィートハピネス440、ドリームコア502、ナムラコスモス484、リリージョワ450、ルールザウェイヴ420。
スターアニス
バルサムノートやシトラスノートの半妹で、アッラサルーテやラターシュの姪で、カポーティスターも近親。母エピセアロームはセントウルSと小倉2歳Sの勝ち馬。ドレフォン×ダイワメジャーはクールブロンやシークレットキーと同じ。CozzeneやRivermanのナスキロ柔さも受け、大箱向きのストライドで阪神外マイルは合っている。ただしドレフォン産駒だから抜群に鋭い脚はなく、自身の上がり3Fは常に34秒5前後。それぐらいの末脚で間に合うレース運びをしたい。(距離◎スピード○底力◎コース◎)

ギャラボーグ
ダノンスコーピオンやダノンキラウェアの全妹で、母レキシールーはダンススマートリーS(米G2・芝9F)に勝ったカナダの年度代表馬。母父Sligo BayはハリウッドターフC(米G1・芝12F)に勝ったSadler's Wells産駒で、ロードカナロア産駒でNureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロスをもつのはパンサラッサやサートゥルナーリアと同じ。500キロで全兄よりマイラーっぽい体つきで大箱マイルはピッタリ。クイーンCは謎の凡走も、立て直してくれば阪神JF2着の再現が。(距離◎スピード○底力○コース◎)

ジッピーチューン
ユティタムやパカーランの半妹で、母ジペッサはファーストレイディS(米G1・芝8F)勝ち馬。近親にシュガースワールS(米G3・ダ6F)のDearest。母父City ZipはホープフルS(米G1・ダ7F)勝ち馬でペルアアやリッケンバッカーの母父。そこにロードカナロアで、父のしなやかスピード×母の北米パワーをNureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロスでまとめた。好マイラーだが、前々で押し切る脚質だけに馬格がない(前走時428キロ)のが惜しい。(距離◎スピード◎底力○コース○)

今年の桜花賞は、公式ラップが12.4-10.6-11.1-11.6-11.5-11.5-11.1-11.7、前後半45.7-45.8、勝ち時計1.31.5、91.5から最初の12.4を引いて7で割るとハロン平均11.3ですか
馬ナリで11.3~11.4で走りつづけられる馬でないと、真っ当なマイラーでないと勝ち負けできないレースになり、ドレフォン×ダイワメジャー×Cozzeneというマイラー×マイラー×マイラーのスターアニスはこのペースを中団でうなるような手応えで追走、直線でも持ったままで馬群を割って、早々と先頭に躍り出たときに勝負あったの感
リスグラシュー、ソウルスターリング、アドマイヤミヤビの中距離馬3頭が人気を集め、稍重で46.5-48.0の前傾ラップになり、ダイワメジャー×タイキシャトル×ロイヤルスキーのマイラー×マイラー×マイラーのレーヌミノルが好位からうなりながら抜け出して、マイラー資質で勝ちきった17年桜花賞をふと思い出しました
人気を集めていただけに道中マークされて囲まれる形になりましたが、このように揉まれても動じない性格の良さもドレフォン産駒の長所で、前にも書きましたがダ1700戦の内枠の成績が秀逸なのも、砂かぶり上等でインベタで回ってこれるからで、当ブログの読者ならば「内ドレ」はいつもチェックしてますよね
2着3着がロードカナロア産駒で4着がファインニードル産駒、フィリーズレビューやファンタジーSを勝つような1400寄りマイラーでないと走破できないレースだったというべきで、ギャラボーグとジッピーチューンは母系にSadler's Wellsの血を引く点が共通しますが、いつも書くようにロードカナロア産駒はクロスを狙うならNureyev≒Sadler's Wellsのラインかトライマイベスト=El Gran Senorのラインか、この二択なのです
そういえばジッピーチューンはクイーンCで◎にしたんですよね、当日北枕塾でパドックをかぶりつきで見たら、420キロ台の細身の牝馬でずっとカリカリして周回してて、ちょっと自信がなくなってきたのでギャラボーグとのワイドにしたらギャラボーグがどっかいってしまった😅なので今日のパドック見て、ギャラボーグが前走より良くなっているのはわかりました
ドリームコアは前向きな気性でマイル戦でも気合十分に追走するのですが、体つきや加速はディープとハービンジャーの中距離質のイメージで、11.4で追走するレースではさすがに息が入らなかったというべきでしょう
アランカールもエピファネイア×シンハライトで430キロで無駄肉なし、明らかに中長距離型ですからここまでが精一杯で、しかしユタカは最後方で中距離馬の追走に徹し、5着まで追い込んだのはオークスに向けて大きかった
フェルティバルヒルとリリージョワについては、今回はノーカンにしてあげたいですが、最大出力ではメンバー中最上位の評価に変わりはないです

ドレフォンはBCスプリントに勝った北米チャンピオンスプリンターで、7F以下しか走らないまま引退しましたが、5.5Fのデビュー戦では5着に負けていて、7Fは2戦2勝で(G1キングズビショップSとG1フォアゴーS)ともに好位抜け出しで3馬身以上の完勝
レース内容は明らかに6Fより7Fのほうが強かったし、ラストランもBCスプリントではなくBCマイルを使おうかという話もあったらしく(けっきょくスプリントに出て6着)、陣営も芝もいけるマイラーという見立てだったようですね
父Gio Pontiも母父Ghostzapperも10FのG1を勝っているし、牝系は母母Najecamの全妹の孫に愛オークス馬Star Catcherが出ていて、たしかに芝マイルで成功しても全く違和感のない血統ではあり、産駒のJRA勝ち鞍も牡牝ともに1800mが最多です
種付シーズン真っただ中で「○○○いっぱいで入れなかったから他の種馬で探してくれる?」「△△△とまらなかったから種馬替えたいんだけど、●●●と×××ならどっちだろう?」みたいな急を要する依頼がポンとくるので、今日もけっきょく夜まで回顧書けませんでした
ドレフォンを配合相手に提案することもよくありますが、非サンデー非キンカメで配合はしやすいけれど、多様な要素をもつだけに、ダートに振るか芝に振るかをある程度ハッキリ定めた配合をしないと、どっちつかずなタイプを出しがちな種牡馬でもあると思ってます

代表産駒を例にとると、ミッキーファイト(Deputy Minister5×4)、サンライズフレイム(母母父フジキセキ)、マテンロウコマンド(母母母父フジキセキ)とダートで成功しているのはDeputy Ministerにフォーカスした配合が多いのに対し、ジオグリフとデシエルト(キングカメハメハ)、ウォーターリヒト(テスコボーイ)、ワープスピード(ディープインパクト)と、芝で成功している産駒はNajecamのところの欧州マイラー血脈=ForliやHabitatやPrincely GiftやSharpen Upと脈絡する芝向きの血を母方にもっています
これをいっしょくたにやってしまうとあんまり芳しくなくて、スターアニスの場合は母エピセアローム(セントウルS)も母母ラタフィア(芝1400の2勝Cを2勝)も芝マイラーで、このラタフィアにあるCozzeneとRivermanとボールドラッドのナスキロ柔さがStorm CatやHabitatと脈絡して、大箱マイルを走るのに最適なしなやかストライドの桜花賞馬が誕生したといえるでしょう



ちなみにStorm CatとHabitatとCozzeneはSecretariat≒Sir Gaylordのクロスで脈絡しますが、HabitatとRivermanはナスキロとOccupy≒Romanが共通するニアリーな血で、ドレフォンの最強芝マイラーはRivermanの牝馬の斬れを活かした配合でもあり、差しに回って味があります
ドレフォン×ダイワメジャーも勝ち馬率54.8%で上級がコンスタントに出ている配合で、ドレフォンは父系がStorm Birdで母はVice Regent=ヴァイスリーガルの全きょうだいクロス4×4で、このStorm BirdとVice Regentの血脈構成がノーザンテーストと重なる部分が多いし、ダイワメジャーの母スカーレットブーケはStorm Catとニアリーな血脈構成でもあります
あとドレフォンがもつ底力の血という観点では、Tularia(Honest Pleasureの母)とPersian Maid(Mixed Marriageの母)がニアリーで、以下のようにTehranとSolarioとPharos=FairwayとSon-in-Lawが共通するのですが、この血を活かした配合で代表産駒級が出ているという事実も見逃せません


スターアニスの牝祖Sakura Fabulous、この父Fabulous Dancerの牝祖BelladonnaはAureoleとニアリーなのでMixed Marriageともニアリーで、Mixed Marriage≒Aureoleといえばエフフォーリアやファインニードルなどが思い起こされます
またSakura Fabulousの母系に入るHigh TreasonはStafaralla≒China MaidenとFairwayとSon-in-LawがPersian Maidと共通するので、スターアニスはTularia≒Persian Maid≒High Treasonとも表記できますね



これだけ代が遠いとニアリークロスといってもなんだかなあ~ですが、ようするにドレフォンが父母からニアリークロスで受けているPretty Polly血脈と、似た組成のPretty Polly血脈がSakura Fabulousにも流れているのだ、という認識でいいかと
ちなみにLe Fabuleuxの母AnguarもPersian Maidとニアリーで(Stafaralla=SindとVasthi≒VarieteとDark Ronaldが共通)、母系にLe Fabuleuxが入るドレフォン産駒にはサンライズフレイム、マテンロウコマンド、ウォーターリヒト、アドマイヤデイトナと4頭の重賞勝ち馬がいます

ドレフォン×フジキセキやドレフォン×Unbridledがダートで高アベレージを誇るのは、In RealityやEight ThirtyやLa TroienneでDeputy Ministerのパワーを活かしているだけでなく、フジキセキもUnbridledも母父がLe Fabuleuxなのでオープン級に跳ねるんですよね
ぼちぼち今期のPOGにも手をつけないといけない頃合いでもありますが、ドレフォン産駒を血統で指名するならば、Deputy Ministerフォーカスで砂に振るかNajecamフォーカスで芝に振るか方向性がハッキリした配合で、Tularia≒Persian Maidをいじれる血、フジキセキとUnbridledの母父Le Fabuleuxとか、ミッキーファイトやデシエルトの母系に入るトニービンとか、スターアニスやミッキーファイトやカズタンジャーの母系に入るAureoleとか、他ではSharpen UpやMixed Marriageをクロスするのもいいですが、母方にそんな血を引いていると重賞級まで跳ねますよと
TehranとBustedとWordenとLe FabuleuxとトニービンからPretty Polly的な底力をたっぷりと受け継いだ重厚なイクイノックスを、軽快なドレフォンの肌に配すれば…なんてことも今まさに考えてるわけですが、ドレフォンもシスキンもナダルも輸入されたときから肌に回って最高ですよとすすめてきただけに、こうやって牝駒がG1勝つのは嬉しいですね
